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映画を強迫観念で見続けたら気がついたこと

映画を強迫観念で見続けたら気がついたこと

現在塾講師をしている25歳です。私が中学二年生のときです。父が見ていた映画をなんの気なしに私も見ました。その映画は、「ペーパームーン」という1970年代に制作されたモノクロ映画でした。

詐欺師の男と理由あって一緒に旅をすることになった少女の話です。思春期真っ盛りだった私は、とにかくその映画に衝撃を受けました。映画の雰囲気、男と少女の掛け合い、ロードムービー特有の世界が広く、どこまでも続いている感覚、何に一番衝撃を受けたのか、と言われると困りますが、いくつかの要素が集まって、大きな衝撃となっていたのです。

私の家は映画チャンネルを登録していたので、後に「ペーパームーン」を録画し、10回は見ました。それ以降、映画に夢中になりました。学校のある日は家に帰るとすぐに部屋に行き、映画を見ました。毎日1本は必ず見ました。休日には、友達の誘いを断って、一日中映画を見ていました。現実ではない、波瀾万丈な出来事、世界に、思春期の私は夢中になっていました。

 

1年ほど、そんな生活が続きました。名作といわれる映画は全て録画しました。どんどんと溜まっていきました。いつしか、映画を見る態度が変わってきました。

見たいから見る、楽しいから見る、ではなく、映画ファンとして、見なければいけなから見る、に変わっていました。名作、話題作と言われる映画は、五万とあります。映画好きならこの映画は見ているよね。なら見とかなければいけない。

一種の強迫観念でしょうか。そしてまた、録画して、溜まっていきます。そうなると映画を見ることが楽しくありません。だらだらと義務的に見ていたのです。
 

ある時、見なくなりました。チャンネルも、ロードショーも、見ませんでした。二年間は、全く映画を見なかったと思います。高校生になったあるとき、友達と行きました。久しぶりの映画です。当時話題のアクション映画で、ど迫力の映像でした。なんて面白いんだ。小さいテレビでだらだら見ていた私は、映画館のに圧倒されました。中学生のときほどは、見ていません。今は、ときおり映画館に足を運んで見ています。

また、あの頃の今への影響といえば、なにかを創りたい、と思ったことです。現実にないような出来事、世界、転んでいくストーリー、あのとき感じた興奮を自分で創ることができたなら、という思いが、自分のなかにあります。現在の職業も楽しいですが、密かに創作活動に勤しんでいます。

最近は権利収入とかそういう触れてこなかった情報が楽しくなってきた。